信じられない張り方(パート2)
下の画僧をご覧ください。
ご近所のスポーツ用品店で張られたラケットです。
糸がフレーム上で5つのグロメットを通り越してます。
ちょっとおかしくない(?)
とだけでも感じて頂けますでしょうか。
状態として、
縦糸の終わり(最も外側の縦糸)から、
なぜか(意味不明)本来なら横糸を結ぶ箇所に糸を這わせてます。
何が問題か
フレーム外側の糸には直接的にテンションをかけられません。
なので、どうしても若干のテンションロスが生じます。
5つもグロメットを飛ばすほど外側に糸を這わせたら、
そのテンションロスはかなり大きくなります。
更に、結びをする箇所もテンションロスが生じます。
技術的な問題もあると思うのですが、
結果的に、フレーム外側の糸~フレーム内の縦糸2本が
ボヨンボヨンに緩んでました。
ところが、反対側の縦糸は1本張りだった事や、
グロメットの飛ばしも結びも無かったのでしっかりと
テンションがかかってました。
縦糸片側はしっかりとテンションがかかっており、
反対側はほとんどテンションがかかってない状態です。
このラケット、間違いなく歪んでいたでしょうし、
打球感やシャトルの飛びも不安定だったと思います。
また、24Pと比較的硬めに張り依頼をされたそうで、
よく折れなかったなと、改めて現代のラケットの強さに
驚かされました。